発達障がい児向けSTEAM教材 「すてむぼっくす」都内特別支援学級にて授業実施
STEAM教育スクール「STEMON」を運営する株式会社ヴィリングは、2022年11月に都内公立中学校の特別支援学級にて、発達に障がいを持つお子さん向けのSTEAM&プログラミング教材「すてむぼっくす」を活用した出前授業を行いました。
※STEAM教育とは
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった教育法。それぞれの分野を横断的に学習し、思考力や創造力を育むことを目的とした教育。
STEAM&プログラミング教材「すてむぼっくす」とは
「すてむぼっくす」はSTEAM教育スクールSTEMONを運営する株式会社ヴィリングが、STEAM教育を実践する中で構築したカリキュラムに療育の知見を加えた教材です。
全国の放課後等デイサービス・児童発達支援事業所、延べ200箇所に導入いただき、多くの療育現場で活用されてきました。
(すてむぼっくす詳細:https://www.stemon.net/stembox)
都内公立中学校の特別支援学級における出前授業
今回は都内公立中学校よりご依頼いただき、中学校1〜3年生が在籍する特別支援学級にて「すてむぼっくす」の授業を行いました。
SDGs学習に力を入れている中学校ということで、「すてむぼっくす」のカリキュラムの中でも自然科学分野について学ぶレッスンを実施しました。
導入の時間では、モニターやプリントを用いてこれまでに学んだ知識の確認や新しい知識の習得を行います。これまでにエネルギーについて学び、宿泊学習でダムを見学してきた生徒さんは積極的に発言をしていました。
導入の時間が終わったらいよいよ制作の時間です。学んだ知識をより具体化するために手を動かしながら「風車」を制作します。子どもたちは配られたブロックを使って、ガイドに従いながら一生懸命につくっていました。
「すてむぼっくす」では、「つくって学ぶ」過程を通じた知識の習得はもちろん、手先や目の協応運動として、概念や色の理解や弁別、順番や配列の理解を目的とした療育としても実践できます。
風車が完成したら、実際にうちわで扇いでつくった風車を回してもらいました。
「どのようにすればもっとうまく風車を回すことができるのか?」ということを主体的に考え、羽の角度を変えてみたり、風向きを変えてみたりと、自分なりの創意工夫を凝らし、最後には全員風車を回すことに成功しました。
残った時間は風車を発展させた水力発電の実験を行います。
ブロックで制作した水車にペットボトルを使って高い所から水を流し、そのエネルギーを使ってプロペラを回すことに挑戦しました。
最後に使ったブロックの片付けをして「すてむぼっくす」の時間は終了です。
午後の5・6時間目を使って実施したレッスンでしたが、あっという間の2時間でした。
「すてむぼっくす」を体験したお子さんからの感想
「すてむぼっくす」を体験した生徒さんから寄せられた嬉しいご感想をいくつか紹介いたします。
今回は、中学校で風車を作成し自然エネルギーの分野について「すてむぼっくす」のレッスンを行いました。
「すてむぼっくす」には、ブロック制作やプログラミング、ロボット学習など発達の段階に応じた「つくって学ぶ」レッスンカリキュラムが100以上あります。
楽しみながら協応運動、発想力や思考力を鍛える「すてむぼっくす」ですが、普段は放課後等デイサービス・児童発達支援を対象に、子ども達への新鮮な学びや事業所の差別化点としても、全国の事業所様に取り入れていただいています。
特別支援学級への出張レッスンも意欲的に行っていますので、ご意見、お問い合わせは以下のリンクよりお願いいたします。
(すてむぼっくす詳細:https://www.stemon.net/stembox)