ユーグレナ社と連携し、STEAM教育支援先の小学校でミドリムシの授業を行いました
全国でSTEAM教育・プログラミングスクール「STEMON」を展開する株式会社ヴィリングでは、公教育向けのICT支援事業や教職員向けのプログラミング教育・STEAM教育研修、また児童・生徒に向けてSTEAM教育の授業を行っています。
今回は、2021年度よりヴィリングがSTEAM教育支援を行っている徳島県松茂町の小学校にて、株式会社ユーグレナと連携し、藻の仲間であるユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ミドリムシ」)を観察する授業を行いました。
STEAM教育支援が4年目を迎えた松茂町
ヴィリングでは、2021年より徳島県松茂町のプログラミング教育およびSTEAM教育支援を担当しており、今年で4年目となります。
松茂町には公立小学校3校・中学校1校があり、各学校の個性・特徴・目標や地域の特色に沿って、各校の先生方と話し合いながらSTEAM教育を創り上げています。
今回は、喜来小学校の6年生に向けて、ミドリムシを観察する授業を行いました。
ユーグレナ社と連携したミドリムシの授業
小学校6年生の理科では、微生物について学びます。それに関連して今回の授業では、生きている体長約0.05mmのミドリムシを観察。子どもたちはとても興味深く見ていました。
ミドリムシとは
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、環境や健康に役立つ多機能な生物です。油分を生成することからバイオ燃料の原料として注目されており、気候変動に貢献する環境に優しいエネルギー源として活用され始めています。また、豊富な栄養素を生成するため、食品としても利用されています。バングラデシュでは、ミドリムシ入りのクッキーを学校給食に導入する活動があり、子どもたちの栄養改善に役立っています。ミドリムシは、気候変動問題や食料問題の解決、持続可能な社会の実現に貢献する可能性があります。
ミドリムシの研究を行うユーグレナ社
このような研究をはじめたのが、今回連携した株式会社ユーグレナです。ユーグレナ社は、持続可能な社会の実現を目指し、2005年に設立された日本のバイオテクノロジー企業で、主にミドリムシを活用したヘルスケア事業やバイオ燃料事業、ソーシャルビジネスなどを行っています。ミドリムシは栄養価が高く、同社はこれを利用した食品や化粧品、飼料や肥料などの開発に力を入れています。また、バングラデシュの子どもたちの栄養改善を目指すプロジェクトなども展開しています。ユーグレナ社は、革新的なバイオテクノロジーを通じて、人と地球を健康にすることを目指しています。
ミドリムシを活用したSTEAM教育
今回の授業では、『ミドリムシの観察』を通じて、環境問題や食料問題、さらにはキャリア教育についても学びました。
ヴィリングは今後も引き続き、多様なSTEAM教育プログラムを実施し、幅広い支援を提供して参ります。