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STEM教育とSTEAM教育の違い

2019.01.22

こんにちは、小学生向けSTEM教育スクールSTEMON代表の中村です。 この記事では、STEM教育とSTEAM教育の違いについてご紹介いたします。

STEM教育にアートのAを加えたのがSTEAM教育というのですが、まだSTEM教育という言葉にもなじみのない人が多いかと思います。 この2つの違いとそれぞれの特徴を解説いたします。

当時はみんなSTEMもSTEAMも知らなかった

ステモンは2013年10月からSTEM教育活動を開始しました。当時はSTEM教育という言葉を知っている人はほぼいませんでした。

この記事のタイトルのもう1つのテーマであるSTEAM教育は私もほとんど使っていませんでした。
『STEMON』も「なんて読むの?」とよく言われ、仕方なく生徒募集のチラシは「ロボットプログラミング」とか、「ITものづくり教室」という表現をしていました。

当時ボーイング社が日経新聞の一面を使って「STEM教育」というキーワードを載せた広告をみたときに驚きとともに、「日本でも広まるのか!?」と期待をしましたが、その後またしばらく目にすることはありませんでした。

ステモンのレッスン風景

知名度をあげたのはプログラミング教育

2020年の必修化が決まった2016年では、プログラミング教育という言葉が一気に広まっていきました。

ステモンでも開校当初からプログラミングには取り組んでいましたが、それはSTEM教育の一環としてです。
公教育で導入されることになり一気に浸透していきました。

海外ではプログラミング教育という言葉はなく、「コンピューティング」や「コンピューターサイエンス」という科目があり、その中の1つとしてプログラミングがあるという位置付けです。

日本では、「プログラミング教育」という言葉が定着していますが、職業的なプログラマー育成教育とは異なるものであるということはしっかり認識しなければなりません。

STEM教育の定義は?

STEM教育が浸透し始めたのは2018年のはじめごろからでしょう。東洋経済さんが特集を組んだり、テレビで取り上げられたりすることで、徐々に教育業界では知られるようになってきました。

STEM教育とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとったものです。

しかしこれだと4つの領域を指定しているだけですので、ステモンでは以下のように定義しています。

「4つの領域の知識を横断的に活用し、つくることで学ぶ学習」です。

ステモンでものづくりを行う子どもたち

エンジニアリングやロボット制御をしながら課題を解決するときに、4つの領域の知識を横断的に活用する取り組みをする学習です。これをSTEM教育と定義しています。

逆に、そろばんや計算ドリルをすることがSTEM教育なのか? というと、私たちの定義では否となります。

STEAM教育はアートのA

少しずつ広まってきたことの言葉ですが、最近ではアートのAを加えて、「STEAM教育」と呼ばれることがでてきました。

アートとは、自由に創造や表現をすることです。自分の考えや感情を色や絵、音楽、その他のさまざまな素材を活用して形にします。アートがはいることで、"理数"のイメージから一気に柔軟性を持ち、つくりあげるものがより豊かになる印象を受けることでしょう。

壁に絵を描く女の子

実はステモンのコンセプトは「テクノロジーを活用したアート教室」と表現しています。つまりSTEMの領域アートのAを加えたSTEAM教育というわけです。

STEMの知識・スキルを活用したアート教室=STEAM教育スクールはまさにぴったりの表現だと感じています。

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なぜSTEAM教育がよいのか?

これからAI社会になっていきます。AIは人の作業の一部をになってくれます。AIが担えない領域を人が担当し、いままで以上によりよいものをつくっていくことができる。それがAI社会です。決してAIに仕事を奪われるなどど恐る必要はありません。

AIが苦手なものはなにか?

それはクリエイティブホスピタリティです。クリエイティブとは、論理的な思考だけでは生み出すことができないもので、まさにそれがアートなのです。STEAM教育とは、科学・工学の知見を持ったうえでアートの要素を組み込み、コンピューターでは決して生み出すことができないものをつくりあげるトレーニングになるのです。

自由に制作するステモンのSTEAM教育カリキュラム

ステモンでは、子どもたちが理数ITの知識を身につけるだけでなくさまざまな制作をしますが、自由な制作を大切にしています。人と違って良い、自分がつくりたいものに自分で気づけるようになる、この態度を育んでいくことがねらいです。

それはまさにアートといえるでしょう。アートの要素を持ったSTEAM教育は、AI時代で輝く子どもを育てるために、もっとも重要な領域なのです。

ものづくりをする女の子

ステモンでは、理科の領域を全てカバーするだけでなく、アート要素を存分に持ったカリキュラムを用意しています。学校や受験ばかりでは失っていきかねないアート(=自由な表現をする力)を育むために、ぜひステモンのカリキュラムを体験してみてください。 フランチャイズパートナーさんも徐々にふえ、ステモンは全国にひろがっています。 各フランチャイズ教室でも、ステモンのSTEAM教育に共感してくださったオーナーさんたちが素晴らしい関わり方を子どもたちに提供しています。 体験会の日程などをこちらからチェックしてみてください。ご参加お待ちしています!

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ステモンでは荻窪本校をはじめ、首都圏のほか全国各地の校舎で生徒さんを募集しております。
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体験レッスンも実施しておりますので是非お越しください。
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今後も子どもたちに良質なプログラミング教育の機会をフランチャイズパートナーのみなさんとつくって参ります。
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以上、今後ともステモンをどうぞよろしくお願いいたします。

これまでのSTEM教育の実践でわかったことを書籍にまとめました

ここに書ききれななかったことを書籍に書いていますので、合わせて読んでみてください。

AI時代に輝く子ども〜STEM教育を実践してわかったこと〜 CCCメディアハウス出版